Private Lesson
-How to date?-
13thdate

 

二、三度ソコを指先で突かれて、ぐるりと広げるように指を回されて。
そのままゆっくりと引き抜かれたかと思うと、今まで沈んでいた指にもう1本指を添えられて
ナカに沈み込まされる。

快感なのか何なのかわからない強烈な感覚に、震えがとまらない。

「ダ、イ…ッ」

だらしなく唾液が零れて、冷たい感触がシーツに押しつけた頬に落ちる。
いつの間にか自身から手を離されていて、触れられてもいないのに
そこはしっかりと快感を主張していて。
自分の身体なのにコントロールをするどころか、勝手な反応にただただ翻弄されるしかない。

「な、も、してええ…?」

背後から感じる、荒い吐息。
触れ合った肌が熱くて。
湿った肌と肌が密着して、どこからが境界なのか、それすらわからなくなる。

「んっ……」

無理な体勢で口唇を奪われて、そのまま指を引き抜かれた。
絡め合わせられる舌に意識を取られていると、やや強引に身体をひっくり返されて。
腰を抱き上げられたかと思うと、今まで散々弄られていた蕾に
指とは違ったモノを押し宛てられる。

「ダ…」
「息、吐いて」

そう促された瞬間、ぐっとすごい質量のモノがナカに入り込んできた。

「〜〜〜ッ!!」
「かお、る、息とめんなっ…」

メリ、とソコが裂ける音がした気がする。
あまりの衝撃に、声のない悲鳴がただ口をついて。

腰を片手で掬われて固定されたまま、もう片方の手で片足を持ち上げられて
じりじりと身体を進められる。
シーツを力一杯握りしめたところでそれは何の足しにもならずに。

「薫…っ」

対するダイも締め付けが痛いのか、苦痛にその表情を歪めて。

「ちょ、力、抜いて…」
「む、り……つぅ…」

がくがくと身体が震える。
やがて、前にも後ろにも動けない状態に焦れたのか、
ダイは俺の腰の下に枕を押し込んで両手で俺の足を抱え上げた。

「薫…ごめんな。好きやで」

噛みしめた口唇に口付けを落とされて、そのまま舌をねじ込まれる。
まさかダイの舌を噛みしめるわけにもいかず、息苦しさに酸素を取り込もうとした瞬間、
ぐっと身体を押し込まれた。

「ぅあっ!!」

ねじ込まれた圧倒的な質量に、目の縁に溜まっていた涙が弾け飛ぶ。

「あぁっ……は…、っく…」

身体の中に感じる、トクトクと脈打つダイの分身。
ギリギリまで広げられたソコは質量に耐えきれずに切れたのか、
微かな痛みを伝えてくる。

抱き寄せられるがままに胸元に顔を寄せれば、強く感じるダイの匂い。
汗で湿った肌の向こうで、突き破りそうな勢いで脈打つ鼓動。
シーツを握りしめていた手をそろそろとダイの背中に回すと、
ぎゅっと強く抱きしめられた。

汗で冷えて冷たい、でも燃えるように熱い身体。

「好き。大好き」

胸元から聞こえる、くぐもった声。
そろりと顔を上げれば、額を汗びっしょりにして、それでも溶けそうな笑顔で
こちらを見つめるダイと目が合った。

―――ドクン

と。
今日は散々ダイにドキドキさせられてきたけど、
その中でも一番の胸の高鳴りを感じる。

恋に落ちた瞬間はいつかと問われれば、たぶん………今。
この瞬間かもしれへん。

汗を滴らせながら見つめてくるその様は、壮絶な色気を伴って。
痛みと圧迫感と、言いようのない快感に、俺は溺れるようにして身を委ねていった。






翌朝。

あれからダイに身を委ねて、甘い時間に身を浸していたのも束の間。
覚悟していた代償は、計りしれへんほど大きなものやった。

「薫くん、大丈夫?」
「う…いや、無理かも…」

まずベッドから身体を起こせへんかった。
もともと腰痛持ちやった上に、昨晩の衝撃は壊滅的なものやったらしい。
砕けてほとんど力の入らない腰は、ズキズキと痛みだけを訴えてくる。
泣いて腫れた目はひどく重いし、心なしか身体も熱っぽくて。

そんな俺に甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるダイに改めて惚れ直しながら
(初エッチの翌朝、俺はここまで彼女に気を遣ってなかったと思う)
何とか車に乗せてもらって
(とはいうものの座ることが出来ずに後ろの席に寝ころばせてもらっていた)
昼からの仕事に連れて行ってもらったものの、
案の定俺が使い物になるはずもなく。

打ち合わせ以外のスケジュールを何とか遅らせてもらって、早々に帰路に着けば
これまたあれこれ世話を焼いてくれるダイ。
昨日からダイの違う一面をのぞかせてもらってきたけど、結局根が優しいのは
変わらへんのやなぁって思う。
その優しさが、全て自分に注がれる心地よさは、慣れきるとヤバイ気がするけど。

「ダイ」
「ん?」

名前を呼べば、すぐに振り返る優しい瞳。
たった一晩でダイに溺れてるなんて、悔しいから絶対に言えへんけど。



とりあえず、これからも一緒におって。
俺にもっともっと違う面を見せて、俺の違う面ももっともっと知って。

今度はどんな風に愛情を深めていくのか、お互いに知っていこうや。
なぁ、ダイ。



How to make love?

 

END